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尻手デンタルクリニック

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.045-877-1264

〒2300001 横浜市鶴見区矢向4-3-7 駿河屋ビル1F

見出し歯周病

歯周病とは?

歯周病とは歯ぐきや、歯を支えている骨などの組織に
炎症がおこる病気です。
歯肉炎や歯周炎など、炎症からくる様々な症状を
総称して歯周病と呼びます。歯周病の主な原因は
歯と歯ぐきの境目にたまったプラーク(歯石)であり
プラークの不十分な除去によって口臭も発生します。
炎症がおこるのはプラーク中の歯周病細菌が
出す毒素によるものです。
それにより歯を支えている組織は徐々に破壊され
最後には歯が抜け落ちてしまいます。




日本人の8割は歯周病患者?
初期では自覚症状がほとんどないことから
「沈黙の病気」
とも呼ばれる歯周病。
日本では成人の約8割がかかっているかその予備軍で
あるといわれるほど広く蔓延しています。

また30歳以上では歯を失う原因の第1位が歯周病と
言われています。

細菌の研究によれば、歯周病が糖尿病や心臓病、肺炎
骨粗しょう症、腎炎関節炎などの全身の疾患を
引き起こすといわれています。
さらに妊婦の方の場合は、早産や低体重児出産の
リスクが高くなるという報告もあります。
「歯ぐきが腫れている」「歯ぐきから出血している」
などの異変に気づいたら早めにご来院下さい。

「歯がグラグラしている」
などの症状が出た時には
重症化していて放っておくと歯が抜け落ちてしまう

ことも珍しくありません。

歯周病は早期発見・早期治療がとても大切です。
早めに対処することで、お口の健康の回復が早まる
だけでなく様々な全身疾患の予防にもつながります。




歯周病の進行段階と症状
歯周病は、プラークに潜む歯周病菌が歯ぐきに炎症を
おこし、徐々に歯を支える顎の骨を溶かす病気です。
支えを失った歯は、最終的には抜け落ちてしまいます
その進行度によって3つの段階に分けられます。


歯周病の検査
☆ポケット検査
歯周ポケットの溝の深さや、出血の有無を調べる
検査です。「プローブ」という特殊な器具で歯1本に
対して6箇所を測定し歯周病の進行度を判断します


☆歯の動揺度検査
専用のピンセットで検査する歯をはさんで動かして
その動揺度を見る検査です。
健康な歯でも多少の動揺はありますが歯周病が重度で
あるほど動揺は大きくなります。


☆レントゲン検査
歯周病は進行するにつれ、顎の骨が溶けていきます。
顎の骨や歯の内部の状態は肉眼で見ることができない
のでレントゲン検査で骨の溶け具合を調べます。


☆PCR検査
適切なブラッシングができているかどうかを
調べる検査です。
歯に付着したプラークを歯垢染色剤で染色することで
確認し「プラークコントロールレコード」という
指数で表します。そしてブラッシング指導や
デンタルケアグッズのご提案に活かします。


歯周病の治療
☆歯周ポケットそうは手術
比較的軽度の治療法です。
麻酔をしたうえで「スケーラー」という器具を用いて
歯周ポケット内部の炎症部分やプラーク、歯石
(プラーク石灰化したもの)をキレイに取り除きます


☆フラップ手術(歯肉剥離手術)
歯周病が中等度以上にまで進行した場合に
行う治療です。
麻酔をしたうえで歯ぐきを切開して顎の骨から剥離し
歯根を露出させて肉眼で見えなかった歯周ポケットの
深いところにあるプラークや歯石、炎症部分を
取り除きます。


☆再生治療(歯周組織再生療法)
歯周病によって破壊された顎の骨などの歯周組織を
回復させる治療です。
代表的な方法としてはGTR法、骨移植、エムドゲイン
といった方法があります。失われてしまった顎の骨の
再生を促し「歯がグラグラする」といった症状を解消
します。しっかり噛めるようになるほか、お口全体の
健康美も取り戻せます。

☆レーザー治療
患者様によって一人ひとり異なる歯周ポケットの
形状に合わせた照射での治療が可能です
患部に照射することで殺菌や消毒がおこなえ治療時間
も短縮されます。また麻酔を必要としないため患者様
の心身への負担も少なく済みます。
特に急に腫れて痛みが出た時に有効な治療法です。



歯周病のQ&A
Q
:ブラッシング時に歯ぐきから血が出ます・・・。
  歯周病なのでしょうか?
  また歯周病の代表的な症状にはどのようなものが
  ありますか?


A
:ブラッシング時に歯ぐきから血が出る場合
  歯周病になっている可能性があります。
  ・歯ぐきがむずかゆい
  ・歯ぐきが赤く腫れている
  ・噛んだ時に痛い
  ・硬い物が噛みにくい
  ・口臭がする
  ・朝起きたときに口の中がネバネバする
  ・歯が長くなったように見える
  ・歯と歯の隙間が広くなった


Q
:10代・20代でも歯周病になるのですか?

A
:歯周病は30歳以上で失う原因の第1位と
  いわれている国民病ですが中高齢者だけが
  かかる病気ではありません。
  10代・20代でもセルフケアを怠れば歯周病に
  なることもあるのです。


Q
:最近、歯ぐきが下がってきたような
  感じがします。歯周病でしょうか?


A
:歯周病の代表的な症状に歯を支える顎の骨が
  溶けてしまうために歯ぐきが下がってしまうものが
  ありますが強い力でのブラッシングや噛み合わせ
  不良などが原因で歯ぐきが下がることもあります
  何かしらの原因があると思われますので一度
  ご相談ください。


Q
:歯周病で溶けた顎の骨は元に戻りますか?

A
:一度、溶けてしまった顎の骨は自然には
  戻りません。溶けてしまった顎の骨を
  再生させる治療などありますのでまずは
  ご相談ください。